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『新世界より』貴志祐介

面白かった。
結構な大作で、文庫だと上、中、下、と3冊になっている。

1,000年後の日本、人間は呪力を持っている。
殺し合いにならないようにルールがあるわけなんだな。
ときどき突然変異で「キレる子」が出現して大量虐殺があったり、
奴隷のように使っているバケネズミが反旗を翻そうとしたりする。

独創的な条件がたくさん出てくる。
たとえば、
・子供(新しい命)はものすごく管理されている→純粋培養のいい人ばっかりで、だれか死ぬたびにナーヴァスになる
・仲間を殺すと良心の呵責に苛まれて、自滅する(というふうに遺伝子を組み替えられている)→敵が人間だと、攻撃されても殺せないというディレンマ
・生殖目的以外の性行為が推奨されている(同性愛も)→性別を超えて、友情と愛情が交錯する

「話を元に戻そう。」って言い回しが何度も出てきたけど、
その表現はスマートじゃないと思う。
そこが残念。

後半のネズミとの戦いは長くて疲れちゃった。
最後にもうひとひねりあってもよかったかな。
それに、日本以外はどうなってたんだろ?

この著者は、ほのめかし方がわかりやすくて、うまいのだと思う。
自走式図書館というアイディアが特に好き。
図書館を大事に扱う作家って、いいね。

落ちはすぐにわかってしまうんだけど、
その予測が合っているのかどうかが気になって
一気に3冊読了した。
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