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「GO」金城一紀

買った後に気がついたのだが,在日韓国人の青春ものだった。
私は今まで,こういったしちめんどくさい問題には関わらないようにしていたため,
在日の中でも北朝鮮系と韓国系では価値観が違うとか,
朝鮮学校では本気で北朝鮮的な教育が行われているとか,
半島に住んでいる北朝鮮人からも韓国人からも「在日ってお金持ちでズルい」と思われているとか
全然知らなかった。
しかもそれらのややこしい機微を,
「父の突然のハワイ行き」(わずか数ページ)で
説明するなんて本当にすばらしい。
非常に勉強になった。

在日朝鮮人として熱心に活動していた父親が
急に思想を捨てて国籍を韓国に変えたりとか,
それをきっかけに母親が厳しい儒教的習慣から解放されて
自由を獲得し家出を繰り返したりとか。
親子関係は面白かった。

日本人の女の子と恋愛するんだけど,
この子がちっとも魅力的に感じなかったのが,ちと残念。
終盤はちょっと熱すぎるかな。
恋愛がメインテーマの1つだったけど
これがなくても,十分面白かったかも。


しかし,「ボックス!」を読んだときも思ったんだけど,
在日朝鮮人はどうしてボクシング的なもので,自分を守ろうとするのだろうか?
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「ヘヴン」川上未映子

中2のいじめられっこの男女の話。
いじめ方が壮絶で気分が悪い。
女の子がまさに中2病的で,
物語の構造を説明しすぎてくれたりしている。

男の子は斜視,女の子は不潔が理由でいじめられている。
しかし,斜視や不潔なのは,離婚したり死に別れたりした親の気配を感じたいがためなのね。
最後は斜視の手術(費用はたったの15,000円!)を受ける決心をして終わる。
手術するってことは、同じく斜視だった母親や,斜視を愛している女の子との決別を意味する。
いじめのテーマを無視すれば,少年の成長の話とも取れる。

いじめっ子が何の制裁も受けずに話が終わるのが
ちょっと嫌だな。

終盤,
激しくいじめられて病院に行ったら,
ちょっと明るい医者がいて目の手術をあっけらかんと勧められる。
陰惨ないじめから明るい未来の兆しというギャップで,
感情はけっこう揺さぶられた。

モンスター 百田尚樹

面白かった。
ものすごくものすごーく
不器量に生まれた女性の一生。

少女時代はいじめられて、
高校の最後にちょっとした事件を起こして、
消えるように上京する。
東京で水商売や風俗で稼ぎながら
整形を重ねる。
絶世の美女になって地元に戻り、
レストランを開いて
初恋の男性に再会する。
という話。

ストーリーがよかった。
最後もいい感じでまとまっていた。

女性の心理描写は、女性の作家のほうが
うまいし面白いかも。

あと、男性の下心の解説が非常に興味深かった。
やっぱり、そーかー。

「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子

80代のシスターが書いた本。
もっと経験に裏打ちされた
含蓄のある深い言葉が書いてあるのかと思ったのに,
当たり前のことしか書いてない。

中身0%だった。
阿川佐和子の「聞く力」のほうが
面白い分マシだったよ。


エピソードが具体的とは言えないので
(立場的に,ダメな実例を挙げにくいのだろうけど)
気持ちが入らない。
各エピソードのまとめも
非常に抽象的。
直接関係なかったりして。

父がまあまあ偉い軍人だったらしく,少女時代に226事件で…だそう。
ってことは,その心の傷を克服した経験とかあるはずなのに,
その辺は全然書いてなかった。
こっちはそういうことを聞きたいんだけど,
読者の要望をわかってない。

30代で大学の学長に就任したらしく,そのことが4〜5回出てきた。
「まだ若くて未熟だった頃」という表現でいいのに,
「30代の若さで学長に任命された頃」とか書いてあるの。
80代でもまだ自意識満々なのか。
シスターって,なにげにプライド高いよね。


シスターって,
異性を本気で愛したり信頼し合った経験がないし,
家庭を作って子どもを育てたことがないんだよね。。。

差別するわけじゃないけど,
それでよく,人生や教育や愛について上から語れるよなー。
その恥ずかしさに気がつかないとこが,theシスターなんだよね。
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